専門性の高いプラントの配管工とは? 一般的な配管工とどう違うの?

K-SINエンジニアリングは、岡山市の近隣エリアの方々を対象に、プラント配管工・溶接工・現場管理員を求人しています。


”共”に働くスタッフは皆”友”といったスタンスで、風通しの良い安心して働ける職場環境を整えてまいりました。


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皆さん、こんにちは。

岡山県岡山市を拠点にプラント配管工事を手掛けているK-SINエンジニアリングです。


手がけるのは、主に工場やプラントなどの配管工事。


配管工事は施設の血管とも呼べる大切なもので、配管工事なくしてはインフラが成り立たず、皆さんの暮らしを支える意義ある仕事をしています。


配管工事と聞くと家庭の水道や空調工事を思い浮かべがちですが、プラントの配管は普通の配管工事とは一線を画する、高い専門性が求められます。



なんだか自分がプラントの配管工になるには、ハードルが高そう……と思われるかもしれませんが、そのようなことはございません!


プラントの配管工事は未経験から始めるパターンが多く、仕事をしながらスキルアップができるので、プラント以外の一般的な配管工では得られない技術を身に付けることができます。


したがって貴重なキャリアを積むことができ、先が見えにくい現代社会において、よりしなやかで柔軟に生きていくための力の一つとなっていくでしょう。



今回はそんなプラントの配管工が、一般的な配管工とどう違うのか深掘りしていきます。




■専門性が高いプラントの配管工 配管工の中でも特殊!求められるスキルとは?



ひと口にプラントと言っても化学工場や食品工場、製鉄所など、産業や業種によってさまざまです。


一般的な配管と異なるのは、プラントでは熱湯や酸素、製造に用いるガスや扱いが難しい危険な液体などが配管内を流れていくということ。



たとえば化学薬品では強酸性の液体を流すので、もし配管の継ぎ目にミスがあり、液体が漏れてしまったら、現場で作業する人が大ケガを負うことになってしまいます。


また水素や酸素が漏れたら、火花一つで大爆発の可能性も。


加工食品や飲料などを生産する食品プラントもあなどってはいけません。

非常に高い衛生性が求められるだけでなく、小麦粉などの粉体が配管の中で詰まらない施工方法が求められます。


誰しも一度は「粉塵爆発」という言葉を聞いたことがあると思いますが、小麦粉のような可燃性の粉塵が配管からこぼれて空気中に舞うと、酸素濃度との関係で、大爆発を引き起こす可能性があるのです。



こうした事故を起こさないためにも、極めて精緻で正確な施工技術と、プラント特有の時には危険も伴う生産物に耐えられる特殊な配管に関する知識。


この二点がプラントの配管工には求められます。


また家庭の配管と異なり、プラントの配管では圧力計や温度計、流量計や弁などさまざまな機器が併設されています。



設計に際しても極めて高い専門性が求められるため、水道や空調の配管とは別物として扱われるのです。



▼特殊なプラント配管工のスキルについて、

より詳しく知りたい方は、下記のブログ記事もご参照ください。


「プラント配管工事って何をするの? 種類や仕事内容を解説!」





■では一般的な配管工はどのような仕事をするの? 四種類の配管工事



マイホームや公共施設などといった一般的な建物の配管工の仕事内容は、大きく分けて四種類ございます。



一般的な配管施工①:給水・排水などの配管を施工する「衛生配管工」


飲料水や雑用水の「給水管」、お湯をキッチンや洗面、風呂などへ送る給湯管、そしてトイレを使った後の排水や雨水などを建物外へ排出する「排水管」を設置します。



一般的な配管施工②:空調設備のような配管を施工する「空調配管工」


建物内の空気を循環させ、新鮮な酸素が建物全体にいきわたるようにする、健康面においても欠かせない配管施工です。

エアコンやボイラー、冷凍機など、建物内の空調配管を手がけます。



一般的な配管施工③:ガス配管を施工する「ガス配管工」


ガスや油、蒸気などを必要な場所に運ぶために配管を施工します。


一般家庭のキッチンやバスルームはもちろん、特に気化した油が充満しやすい飲食店のキッチンなどでは欠かせない配管です。



一般的な配管施工④:火事などの有事の際に煙を排出する「排煙ダクト工」


万が一火災において煙を排出する手段が“窓を開ける”のみだった場合、より多くの方が一酸化炭素で意識を失い、天国へ行ってしまうかもしれません。。

火災における死亡要因として、火による火傷よりも、煙を吸い込んだことによる一酸化炭素中毒の方が多いといった意見もあるようです。


その一酸化炭素中毒による被害を最小限に食い止めるために必須なのが、この排煙ダクト。


法令でも設置が義務付けられており、有事の際に安全を守ってくれるのです。




■【スキル比較】特殊なプラント配管工と一般的な配管工



プラントの配管工と一般的な配管工では、仕事内容が大きく異なることがお分かりいただけたかと思います。


ちなみに求められるスキルはどう違うのでしょう。



いずれも、根気よくコツコツと真面目に働き、技術を習得するのに前向きな資質が求められることには変わりありません。


ただし大きく異なるのは、プラント配管工は、危険を孕む内容物に耐えられる、特殊な配管に対する知識・施工スキルが必要になるということです。



プラントまたは一般的な配管工として活躍するためには、いずれも国家資格である「配管技能士」の取得が役に立ちます。


この配管技能士の資格は「プラント配管作業」(1・2級)と「建築配管作業」(1〜3級)に分かれており、プラントの配管工なら前者が、一般的な配管工なら後者が該当します。


この中の「プラント配管作業」は専門性が高く、高度な知識を必要とするので、一般的な配管工を目指す場合には受験はしないほど、レベルが異なります。


「プラント配管作業」の試験には学科と実技があり、1級は上級技能者、2級は中級技能者と決められています。


受験するための必要要件をクリアしていることと、実務経験が条件になります。


また、プラント配管工でさらにキャリアアップを目指すのなら、「管工事施工管理技士」という国家資格もあります。


この国家資格には1級と2級があり、2級なら工事現場における主任技術者、1級は管理技術者になれます。



ちなみに、1級管工事施工管理技士が会社にいると、4,000万円以上の現場の仕事を元請けとして直接受注できるようになるので、会社で重宝され転職時にも有利です。


※1級管工事施工管理技士がいない場合、元請け会社のさらに下請けといった形でしか4,000万円以上の現場の仕事は受注できません。



というのも、現場の規模が大きくなるほど、関わる工事会社も増えるので、クライアントとなる元請けの立場で考えると、なかなかやっかいなのです。


例えば50社が関わる現場があるのなら、元請は50社と契約しなければならず、ペーパーワークや管理業務だけでも膨大なものに。


そこに1級管工事施工管理技士がいる会社が5社入って、仮に各社で下請け10社をコントロールするという体制になれば、元請けにとって管理業務は5社分になるので、時間や人件費の面で大きなメリットがあるのです。




■特別なスキルを持つプラント配管工として、かけがえのない存在に! 不安定な時代に左右されずに、しなやかに働く



このようにプラントの配管工は、一般の配管工と異なる特別な存在です。



建設関係の人手が団塊世代の大規模定年退職によって不足気味であることから、プラントの配管工のニーズもまた高い傾向が見られます。


さらに将来的にも日本が発展途上国をはじめとする海外に土木技術を輸出することも、産業の計画として見据えています。


すなわち、プラントの配管工というのはこれからも安定したニーズが見込める仕事であるとともに、スキルや資格を身に付ければ、一般的な景気に左右されずに自分らしい働き方・生き方ができる可能性と選択肢が広がっていくのです。


そしてそんなかけがえのないプラント配管スキルを身に付けるためには、技術力に定評があり、資格取得の支援体制も整っている会社に入るのがおすすめです。



K-SINエンジニアリングは、日本が世界に羽ばたいた高度経済成長期を支えた「水島コンビナート」の近くにあり、昭和の名工たちからエンジニアとしての貴重な技術と志を教わりました。


社内には上下関係のような序列がなく、皆が一丸となって現場に取り組むのがモットーで、風通しがよく、スキルを習得しやすい環境です。


したがって、初心者でも特殊なプラント配管の技術を安全・確実に学ぶことができ、早く一人前になることが可能です。

現場でのノウハウはもちろん、試験のコツなども先輩に教わることができますよ。




【まとめ】より専門的なプラント配管工のスキル習得と実践経験の場を、岡山県でK-SINエンジニアリングがご用意



K-SINエンジニアリングでは、配管工・溶接工として一緒に働いていただける方を募集しております。


配管工事から定期修理まで、一貫して自社のみで実施している技術者集団で、伝統を守りながら、よりよい技術を常に取り入れ、地域産業の発展に貢献してきました。


「人」こそが最大の資産であると考えており、一人ひとりの社員を大切にし、団結力を高めています。


採用にあたって、学歴や経験は問いません。

やる気がある方であれば、どなたでも歓迎いたします。


土日は休みで長期休暇も取得でき、各種保険・手当て・資格取得支援制度といった福利厚生も充実しています。

このように、働きやすい環境が整っています。


入社前の現場見学や、1日体験なども可能です。

高度なスキルを習得し、手に職をつけて安定した働き方をしてみませんか? 




プラント配管工事に興味のある方は、下記求人フォームより、気軽にお問い合わせください。

皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。


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▼K-SINの資格取得支援について、

より詳しく知りたい方は、下記もご参照ください!

「K-SINエンジニアリングの資格支援ってどんな感じ?社員に聞いてみた!」