工場の配管屋、年収はどのくらい? 配管屋として高収入を目指すには

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皆さん、こんにちは。

岡山県岡山市を拠点にプラント配管工事を手掛けているK-SINエンジニアリングです。


工場には多数の配管が設置されています。


その配管の設置やメンテナンスを手掛けるのが、私たち「配管屋」です。



配管屋は社会を支える重要な仕事であり、ものづくりの楽しさも味わえるため、配管屋への就職・転職を目指している方も多いでしょう。


しかしながら、「面白そうだけど年収が心配で……」という方もいるはずです。


実際のところ、工場の配管屋の年収はどのくらいなのでしょうか?


また、稼ぎたい時はどのような会社に就職すればいいのでしょうか?



ここでは、工場の配管屋の年収相場について詳しく解説します。




■配管屋の年収、一般的にどのくらい?



工場の配管屋の年収相場を知る上で参考になるのが、厚生労働省が毎年実施している「賃金構造基本統計調査※」です。

※参照URL https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html


配管に関係する仕事は「配管従事者」に分類されており、毎月の給与や賞与(ボーナス)、労働時間勤続年数などが年齢ごとに詳しくまとめられています。



最新版は令和4年度分なので、これに基づいて配管屋の年収相場を見ていきましょう。


【配管工 相場年収(令和4年版)】

平均年収:約485万円

毎月の給与平均:約33.9万円

賞与の平均:78.7万円


特筆すべきは、他の建設関係の職業と比較して、賞与が高めであることです。


ただし、調査対象は従業員10人以上の会社なので、10人未満の小規模な会社は含まれておらず、短時間労働者も含んでいない点にご注意ください。


一方、全産業の平均年収は、約497万円となっています。

配管屋の年収は全体平均よりやや低いことになりますが、全体平均は非常に年収の高い職業(医師や法務従事者など)も含んでしまっているので、あまり参考にはなりません。


また、年齢区分別に配管屋の年収を見ると、19歳以下の平均年収は約256万円です。

これが最も高い50歳~54歳になると、平均年収は約559万円となり、このうち賞与が100万円を超えています。


配管屋は技術がすべての仕事であり、スキルを磨けば収入もついてくるので、ベテラン職人になると年収は着実にアップするのです。


さらに、2010年の配管屋の平均年収は約400万円だったので、この10年程度で約2割も平均年収が増えたことになります。


主な理由としては、少子高齢化などを背景に建設業界の人手不足が深刻化していることや、高度経済成長期から約半世紀が経過し、老朽化した建造物の建て替え・更新工事の需要が増えていることが考えられます。



この傾向は当面の間続くと予想されるため、配管屋の年収相場も高くなっていくかもしれません。

それを除いたとしても、学歴や経験に関係なく挑戦でき、なおかつスキル次第でどんどん給与がアップする配管屋は「稼げる職業」だといっていいでしょう。



とはいえ、勤務先や雇用形態によって年収が変わってくるのも確かです。

以下の項目では、この辺りを掘り下げてみましょう。




■【工場の配管屋】施工規模によって年収に変化はあるの?



一口に配管屋といっても、会社の規模や施工する現場の規模は実にさまざまです。


これらは配管屋の年収に影響を与えるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。



・プラント・中規模工場・戸建住宅、受注する案件の規模による給与に差はある?


配管は多くの建物で使われている設備であり、施工対象も戸建住宅から中小規模の工場、そして巨大なプラントまで多種多様です。


一般的には、より大きな施設の施工を行っている会社ほど給与が高いイメージがあるかもしれませんが、実はそうとも言い切れません。


実際の給与は、企業の利益や人件費に対する価値観などで上下するからです。


ただ、化学薬品などを扱っているプラントでは、一般の配管施工では対応できない特殊な配管施工スキルが求められる場合があります。

こういった特殊な施設の施工を中心に請け負っている会社は、他の会社に比べてその特殊な配管スキルを考慮し、給与が高くなるところもあるかもしれません。


さらに、こういった会社での勤務経験・施工実績が認められることによって、転職時に好待遇で採用してもらえる可能性があります。



したがって、より年収をアップさせたければ、専門性の高い工事をメインとする会社に就職するのがおすすめです。



・企業規模(従業員の総数)によっては年収の変化はあるの?


「規模の大きい会社(従業員数が多い会社)の方が年収は高い」というイメージは、多くの方がお持ちだと思われます。

確かに名だたる有名企業・大企業は年収が高めですが、配管屋の世界ではどうなのでしょうか?


この点については、賃金構造基本統計調査が参考になります。

令和4年度の調査によると、企業規模(従業員の人数)別の配管屋の平均年収は以下の通りです。


・10人以上(全体):485万円

・10~99人:480万円

・100~999人:498万円

・1000人以上:596万円


ご覧の通り、10~99人の企業と100~999人の企業とでは、それほど大きな違いがありません。

どちらも配管屋全体の平均と大きくは変わらない数値です。


ちなみに、10~99人と100~999人の企業の月給の差は、2000円弱しかありません。

年収の差は、主に賞与の差によるものです。


ところが、1000人以上の企業の平均年収は595万円と、それ以下の企業に比べて100万円前後も平均年収がアップします。


1000人以上の企業で最も年収が高い年齢層は45歳~49歳で、平均年収は743万円です。

平均値でこの金額ですから、優秀な配管屋はもっと稼いでいらっしゃる可能性もあるかもしれません。


したがって、企業に属する形で高収入の配管屋になりたい場合は、従業員1000人以上の大企業に就職することが1つの目標となるでしょう。


いきなりこの規模の会社に就職するのが難しければ、中小規模の会社で経験を積んでから転職するのがおすすめです。



また、独立して一人親方になるか起業すれば、努力次第で大企業の従業員以上の年収が得られる可能性もあります。


ただし、2024年10月から始まったインボイス制度の影響で、一人親方は事実上年収が減っている点にご注意ください。



いずれにしても、まずはしっかりとスキルを身に付け、どんな現場でも通用する配管屋になるべきでしょう。




■【雇用形態別】配管工の年収や日給はどう変わる?



最後は、雇用形態による配管屋の年収の違いです。

一般的には正社員が最も高く、派遣社員やアルバイトは正社員よりも年収が低い傾向にあります。


現在は同一労働同一賃金が義務付けられていますが、業務内容・労働時間・責任・権限などの関係で、実際の年収は正社員の方が高くなりがちです。

ここでは、大手求人情報サイト「求人ボックス」のデータ(2023年10月時点)を参考に、アルバイト・派遣社員・正社員の年収相場を見ていきましょう。



【アルバイト】


アルバイト・パートの給与は、一般的に時給で計算されます。

アルバイトの配管屋の平均時給は、998円です。


2023年10月から適用されている最新の最低賃金は、全国平均で1004円となっているため、大体同じくらいだといえます。


47都道府県の最低賃金と比較すると、全国9位の静岡県(984円)と同程度です。



【派遣社員】


派遣社員もアルバイトと同じく、一般的に時給で給与が計算されます。

派遣社員の配管屋の平均時給は、1192円です。


1日8時間働くと9536円、年間240日働くと約229万円になります。

世間一般の正社員と比較しても、あまり高い水準ではありません。



【正社員】


正社員の配管屋の平均年収は、397万円です。

求人ボックスのデータは賃金構造基本統計調査と異なり、従業員10人未満の小規模な会社も含めているため、その分数値が低くなっていると考えられます。


求人情報は未経験者向けのもの(=給与が安いもの)も多くなりがちなので、それも考慮すると妥当な数値ではないでしょうか。



いずれにしても、アルバイトや派遣社員と比較して、正社員の年収が高いのは明らかです。

やはり、高い年収を獲得したければ、正社員として雇用されることが重要だといえます。


最近は建設業界全体の人手不足も手伝い、経験を問わず正社員の配管工の募集をかけている企業は数多くあります。


そのため、正社員として就職すること自体は決して難しくありませんが、大切なのはその後です。

しっかりと経験を積んで技術を身に付け、有用な資格も取得し、より待遇のいい企業に転職すれば、十分な年収を獲得できるでしょう。





■【まとめ】プラントの配管屋として、将来の年収を見据えて長期的なキャリア形成を!



配管屋は、努力次第で年収をどんどんアップできる職業です。


それに加え、専門性の高い仕事をしている会社や規模の大きい会社に就職すれば、他の職業と比較しても標準以上の年収を獲得できます。

何より、学歴や経験に関係なくチャレンジできるのが大きな魅力です。



将来を見据えてスキルを習得し、長期的なキャリア形成を図りましょう。




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