皆さん、はじめまして。岡山県岡山市を拠点にプラント配管工事を手掛けているK-SINエンジニアリングです。
今回は配管工が働く現場について解説していきたいと思います!
配管工の中でも、プラントの配管は産業の発展を支えるプラント建設現場での配管を担うものであり、工場の種類によって配管を使い分ける必要があります。危険物の処理方法など、専門知識が求められる職種です。
その分将来性があり、需要は伸びていくと予想されます。
「スケールの大きな仕事に携わりたい」「手に職を付けて働きたい」「地元にいながら公共性のある仕事がしたい」など、野心がある方にぴったりの仕事です。
この記事では、プラントの配管工に興味のある方へ向けて、プラントの種類や特徴、配管工として働くメリットをお伝えしていきます。
■プラントの配管工事とは?
プラントの配管工事とは、工場において使用されるガスや汚水、水や空気が通る配管を設置する工事です。
住宅と違い、人体に影響を及ぼすような気体や液体が通る配管も含まれます。万が一にでも溶接の不備などで物質が漏れ出すようなことがあれば、大事故に繋がる危険なものです。そのため、プラントの配管工事には、国家資格保有者と特殊な配管の取り扱いを心得た配管工が担当します。
工場の種類によっても取り付ける配管は異なるため、それぞれの工場に合わせた施工計画が必要です。
基本的に何にでも使えるような既存の配管は存在しません。プラントの配管工事は、それだけ専門性の高い工事といえます。
プラントの配管工事について、詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。https://www.k-sin-eng.co.jp/blog/shikaku/157388
■プラントの種類
建設業界でいうプラントとは、物質やエネルギーを生み出す製造設備、または工場全体のことです。
例を挙げると、製造ラインで部品を組み立てるようなものは「工場」と呼ばれ、複数の配管で繋がり、セメントなどの原材料をつくるようなものは「プラント」と呼ばれます。写真などでよく見かける無数の配管や巨大タンクなどの工場夜景は、プラントです。
プラントの種類には、「食品プラント」「環境プラント」「発電プラント」「石油・科学プラント」などがあります。これらは、主に産業系・環境系・石油化学系に分けられています。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
プラントの種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
https://www.k-sin-eng.co.jp/pipe
■それぞれのプラントの特徴
様々な種類があるプラントにはそれぞれに特徴があり、設置される配管も異なります。
ここでは、プラントごとの特徴と配管の種類をお伝えしていきます。
・産業系プラント
産業系プラントは、食品や飲料品・医薬品・金属品・プラスチック・ゴムなど、生活に身近な製品をつくるプラントです。
食品工場や製薬工場、製鉄工場、セメント工場などがあります。複数の材料を合成し、加工することで、食品に使われる添加物などを製造します。
食品や飲料品、医療品では、特に衛生面に配慮した設計・施工が必要です。
・環境系プラント
環境系プラントは、浄水場や下水処理場、廃棄物処理場など、環境維持のために必要なプラントです。食品廃棄物や廃プラスチック、汚水などの処理・再資源化を行っています。
最近では環境への配慮から、処理したものを副産物として再利用したり、エネルギーとして利用したりするものが増えています。熱焼却やバイオマスを利用した発電もその一環です。
・石油・化学系プラント
石油化学系プラントは、ガソリンや灯油、LPガス、ナフサなどの精製から、プラスチックやナイロンなど石油化学製品の製造を行うプラントです。多くの製品で使用される合成皮脂や化学繊維などを製造します。
石油化学系プラントは、他のプラントと比べても異常が発生した場合のリスクが高いプラントです。何かあれば火災や爆発に発展する可能性があるため、施工の際は安全基準を満たし、リスクを回避する方法が求められます。
このように、それぞれのプラントには特徴がありますが、使われる配管は3種類あり、「液体配管」「気体配管」「粉体配管」に分かれます。このうち、液体配管と気体配管は、ほぼすべてのプラントで使用されるものです。
液体配管は、水配管と油配管に分かれ、水などの液体を流します。気体配管は、空気・酸素・蒸気など、気体やガスを流す配管です。
粉体配管は、産業プラントで多く使われます。小麦粉など食品の材料となるものや薬品など粉体を流す配管です。粉は詰まりやすいため、粉体配管の施工では、詰まらせないための工夫を行います。
配管の種類について、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.k-sin-eng.co.jp/blog/shikaku/157419
■プラントの配管工になるメリット
プラントの配管工に興味のある方にとって、将来性やメリットは気になる項目の一つではないでしょうか?プラントの配管工は、専門性の高さから多くのメリットが得られる仕事です。
ここでは、4つ厳選してお伝えします。
・将来性がある
機械化が進む現代でも、プラントの配管は、機械に取って代わることが難しいとされています。危険物を流す配管は、少しのミスが爆発などの大事故に繋がりかねない繊細なものだからです。今後も人の手により行われ、職人の知識と経験が活かされていくでしょう。
さらにプラントは、エネルギーの生産から石油など化学製品の製造・廃棄物処理に至るまで、私たちの生活になくてはならない施設です。
日本のみならず海外での需要も見込めるため、将来性は大いに期待できます。
・スケールの大きな仕事ができる
プラント工場の建設には、何億円という予算があてられ、企画から完成まで数年を要する場合がほとんどです。完成後につくられるエネルギーや製品の価値を考えると、スケールの大きな仕事に関われる喜びを得られます。
・他業種の職人と仕事ができる
プラント工場の建設では、他に類を見ないほど多くの業種の職人が集まります。危険を伴う作業も多いため、それぞれの工種の専門家が必要とされるからです。
多くの職人に囲まれ、成長できる環境がプラント業界にはあります。
・国家資格を取得できる
プラントの配管工には、配管技能士と呼ばれる国家資格があります。配管技能士は、プラント配管(1級・2級)と建築配管(1〜3級)に分かれますが、プラント配管の資格を取得することで、プラント配管工として活躍できます。
試験は学科と実技に分かれ、実務経験も必要となることから、取得にはある程度の時間と経験が必要です。しかし、国家資格があれば、転職や就職に有利なのはもちろん、手に職を付ける意味でも一生ものの仕事を得られる可能性もより高まっていくでしょう。
■まとめ
プラントの配管工事についてから、プラントの種類、プラント配管工として働くメリットまでお伝えしました。
プラントの配管工は、配管工といわれる職種の中でも特に専門的な知識が必要となる仕事です。その繊細さから、AIや機械化が進む現代でも、人による施工が求められています。求人は増加傾向で、国家資格を取得できれば、将来に亘って安定して働ける仕事に就ける可能性が広がっていくでしょう。
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